ナースやすこの健康プラス
妊婦の健康シリーズ12:体重管理
近畿地方に甚大な被害をもたらした台風12号。
まだまだ油断は禁物です。
全国的に、水害、土砂災害などに十分警戒してくださいね。

さて今回は妊娠中の体重管理。
これが一番の悩み、という方もいらっしゃるかも。

まず、妊娠中、体重は何キロ増えてもいいか、増えるべきなのか、
というところから。

とにかく、妊娠によって必ず増えるもの、
つまり、赤ちゃんや胎盤、羊水、子宮、おっぱいなどの分は、
増えて当たり前なわけですね。
これらの分は、ざっくり概算で下記のような感じ。
(注:下記の数字はすご〜くざっくりの数字です。わかりやすいようにまとめちゃいました)

 赤ちゃん:約3kg
 胎盤:約0.5kg
 羊水:約0.5kg
 子宮:約1kg
 おっぱい:個人差あり。0.5kgくらいかな。
 血液(母体の):約0.5kg
 --------------------------------------------
 合計 約6kg

これは最低限のギリギリの分ということです。
この分は必ず増えなくちゃいけない。

ちなみに、最近では聞かなくなりましたが、
以前は、「妊娠中の体重増加は6kgまで」と厳しく指導する病院があったんですよぉ。
それはあまりにも無茶だ、と思ってましたが。(^^;;

でもそれだけじゃなくて、もう少し余裕が欲しいんですね。
貧血も予防しなくちゃいけないし、
体脂肪だって少し増えた方がいい。
赤ちゃんが生まれたら、しばらくの間は重労働(^^;;だから、
ある程度の蓄えも必要なんです。

だから、「8〜10kg増が理想」
ということになるでしょうか。

この「理想」というのは、
妊娠の生理からいっても妥当だし、
女性にとって一番大事(!?)な美容的な意味でも理想ということ。
つまり、この範囲内であれば、
産後、普通にしていれば元のスカートやパンツがはけますよ(たぶん(^^;;)、
ということなんです。

でも、私個人としては、もう少し増えていいと思います
今の若い女性はやせ気味の人が多いし、
あまりに細すぎると、女性ホルモンにも影響するので、
適度なぜい肉(^。^;; も必要なんです。

だから私はいつも、
「10kg増くらいなら理想的。
12kgくらいまでなら、がんばって母乳をあげたら大丈夫。
でもそれ以上増えるたら、
元の体型に戻るためにはちょっと努力が必要かな」
と言ってます。

ただし、もともとの体格によって意味は違います
妊娠前にかなりぽっちゃりだった方は、
もしかしたら6〜8kg増で抑えたいかもしれない。

あまり太ると、出産にも影響しますし、
産後、それからずっと先にも肥満を残して、
その行く先にはメタボが待っている(^^;;
妊娠・出産は、女性の肥満のきっかけのひとつなんです。

だからといって、妊娠中に減量なんかしちゃダメですよ。
妊娠中に無理な減量やダイエットをしたママから生まれた子どもは、
将来に生活習慣病になるリスクが高いと言われてます。

だから、妊娠前にぽっちゃりだった方でも、
最低限の6kg分は増えてほしい。

(ただし、何かの病気などが理由で厳しい体重管理が必要になる方もいらっしゃいます。その場合は、担当の医師や助産師の指示を守ってくださいね)

逆に、妊娠前にかなりほっそりだった方は、
10kgと言わず、12kgくらい増えてもいいと思います。
ときに細すぎる妊婦さんには、もっと太って、もっと食べて!と言うこともあります。

特に、もともとやせぎみで、妊娠中でもあまり体重が増えず、
貧血ぎみだったり、便秘ぎみだったりする方は、
栄養がちゃんととれていない可能性が高いんです。
もともと食が細いのか、偏食なのか、
太るのが嫌で減量してしまっているのか..
そのあたりをうかがいながら、
どんなものを食べれば良いか、具体的にアドバイスしています。

体重が増えない人の中には、
ママさんが動き過ぎ(仕事や運動で)というケースも。
こういうケースは、赤ちゃんも小さめだったりするんですね。

このような場合は、
食べた栄養をママが使いすぎないように、
「お願いだから2〜3日グダグダして、
食っちゃ寝、食っちゃ寝して〜」と懇願します(^^;;

------------------------------
体重管理については、厳しい医師・助産師もいれば、
特に何も言わない医師・助産師もいます。
それぞれに考えがあってのことなんですが、
あまり妊婦さんにプレッシャーをかけたり、ストレスを与えたりしないでほしいですね。

前に、少し体重が増えた妊婦さんが、
病院の助産師に「あなたは妊婦失格よ!」って言われたという話を聞いて、
心底びっくり。その助産師は何様のつもりなんでしょうか。
私がその場にいたら、スリッパでひっぱたいてやるのに!!

(そんな助産師が他にもいたら、そいつのかわりに謝ります。ごめんなさいm(_._)m)

================================
c0128703_150143.jpgピーマン。すくすくと育ってます。新しい花もちょいちょい咲きます。
ところでピーマンって、ヘタの部分が五角形と六角形のものがあるんですって。で、五角形のものはやや苦くて、六角形のものは甘みがあるとか。花が咲くときの環境がいいと、六角形になるらしいですわよ、奥様〜。(テレ朝の朝の番組でやってました(^^;;)
[PR]
# by tiger_yz | 2011-09-05 15:07 | 妊娠と出産の話 | Comments(0)
9月1日、防災の日。防災用品のチェックを!
3.11の東日本大震災からおよそ半年。
もうそんなに経つんですね。
被災地の皆さま、まだまだこれからだと思いますが、
日本全国、いっしょにがんばりましょう。

今日は防災の日なので妊婦の健康シリーズはお休み。

皆さん、自宅や勤務先に防災用品、そなえてますか?
まだの方は、今日をきっかけにすぐに準備しましょう。
一応、準備してあるという方は、点検をしましょう。

電池がなかったり切れてたり、
非常用食品の消費期限が切れてたりしてませんか?

かくいう我が家も、一応ガサガサと集めてはあるものの、
果たしてどこに何を置いておくべきか、
もう一度見直す必要がありそうです(^^ゞ

現在妊娠中の方は、
母子手帳や診察券、保険証は常に手元に置いて、
いつでも持って逃げられるようにしておきましょう。
一般的な防災用品のほか、サラシがあると便利だと思います。
腹帯だけでなく、切ればいろいろな用途に使えます。

赤ちゃんのものは生まれてからでいいや、と思っていると、
赤ちゃんが生まれてバタバタしているうちに月日が過ぎ..
なんてことにもなりがちです。
今のうちに最低限のものは準備を。

ここのサイトが参考になりますよ。
みみりん助産師の妊娠出産おっぱい育児入門
http://mimirin.chu.jp/jisin.html


でも、赤ちゃんはどんどん成長するから、
おむつのサイズ、どんどん変わっちゃいますね。
おむつは防災用品のリュックなどに入れてしまうのではなくて、
おしりふきなどといっしょに、
日頃から、すぐに持ち出せるような状態で置いておくことも大切。

3.11の震災のときに実感したのが
「情報収集が重要」ということ。
私は都心の路上にいたので、テレビを見ることもできないし、
どこで何が起きたのががわからず、
どう行動すべきかが判断できませんでした。

そのときに役立ったのがtwitter。
携帯はつながらなかったけど、twitterは大丈夫だった。
それで家族の無事を確認できたし、
震源地が東北だということを知ったんです。

だから、twitterなどの通信ができる環境を常に維持できるように、
電源を確保しなければならない。
ぐるぐる回すと充電できるものや、ソーラー充電器、
充電池など。これは必須です。
大容量の充電池、買うべか...

==============================
c0128703_156025.jpg 今年は完全に出遅れたピーマン。やっとこさ実がなり始めました。これは水耕栽培。トマトはダメだったけど、これはうまく育ってます。でもまだちっちゃいなあ。
[PR]
# by tiger_yz | 2011-09-01 15:08 | 雑感 | Comments(0)
妊婦の健康シリーズ11:お腹の張り
先日までの暑さはいずこ?
涼しすぎて、また夏風邪がぶり返しそうで(^^;
いや、大丈夫です。
これだけ涼しいと、夜、よく眠れていいですよね。

さて今回は、妊婦の健康シリーズVol.11
「お腹が張る」について。

そもそも「お腹が張る」というのがどういうことなのか、
よくわからないという方も少なくありません。
便秘で“お腹が張る”というのと、区別できないということもありますね。

でも医師や助産師が「お腹、張りませんか?」と聞く場合は、
子宮の収縮はないか? という意味で聞いています。

具体的な症状や訴えとしては、
・お腹がキューとする
・お腹を触るといつもより硬い
・歩いていると、下っ腹が重いような、突っ張るような感じがしてくる
・しばらく座っているとおさまる
・赤ちゃんがグンと動くと、それをきっかけにお腹がキューとする
・夕方から夜はよく張る
・食後に張ってくる
・ときどき「イテテテテ」というくらいの痛みがある
・お腹がいつもの丸い感じではなくて、かたよったような形になる

というのが多いですね。

お腹の張りというのは、前述のように子宮の収縮のこと。
特に、28週〜30週頃から、
お腹が張りやすくなったと言い始める妊婦さんが多いようです。
この時期は、赤ちゃんが急に大きくなってくるのを感じます。
それと同期するように、お腹が張りやすくなります。
これは珍しいことではありませんね。

子宮が収縮するなんて、早産になっちゃうんじゃないの?と
心配になる方もいらっしゃるでしょう。
確かに、収縮が強く、長く、頻繁になると、
それは切迫早産の兆候です。
だから、「後期になれば誰でも張るのよ」と簡単に考えるわけにはいきません。

最近お腹が張りやすいなぁ、と思ったら、
次の検診のときに、必ず担当医や助産師に相談してみてください。
時期的に、また強さや頻度についても心配なさそうなものなのか、
ちょっと心配な張りなのか、診察してもらって、指示を仰ぎましょう。

次の検診までまだ日にちがあるし、
緊急で受診しなくちゃと思うほどのものではなさそうだ、という場合は、
次のようなことをポイントに様子を見てください。

●時期的に、張りやすくなるのが早過ぎないか
28週〜30週前後から、また出産間近の頃は特に、
多少の張りはあるものです。
でも、20週を少し過ぎたころとか、それより前から頻繁にお腹が張るのは、
ちょっと心配です。
あまり無理をしないようにして過ごしつつ、
必ず次の検診のときに担当医に相談してください。

●強い痛みが伴うことはないか?
後期になれば多少の張りはあるもので、
ときに、「イテテ」という程度のごく軽い痛みが伴うこともあります。
でも、その痛みがすぐに治らないとか、
立っていられないほどの痛みだとか、
冷や汗が出るほどの痛みだった場合、
それは誰が考えても、何か変ですよね。
こういう症状がある場合も、必ず医師に相談を。
もし、次の検診がまだずっと先で、その間が心配ならば、
病院に電話して早めに受診することも必要です。

●出血が伴う場合
もう出産してもいい時期になっているのであれば、
おしるしかもしれませんね。
病院に電話するか、
病院の指示通りに、陣痛が始まるのを待ち、入院の準備を。
まだ出産の時期でない人の出血は放置してはいけません。
すぐに受診しましょう。

●今日はいつもより張るなぁ、と思った場合
時期的にちょくちょく張るのは当たり前、という方でも、
日によって張り方は違うもの。
今日はいつもより張るなぁ、張りが強いなぁ、と思ったら、
もしかしてがんばりすぎたのかも。
疲れていませんか?
その日はゆっくり休んで疲れをとりましょう。

特にお仕事をしている方は要注意。
妊娠前にはこのくらい平気、と思っていた仕事でも、
妊娠経過が進めば、そうはいかなくなってきます。
前だったらなんとかこなせたのに、妊娠したらしんどくて、というのも当然です。
明日できることは今日やらない。
そういうスタンスでゆっくり休むことも必要ですよ。

=-=-=-=-=-=-=-=
余談ですが、引っ越しをする方は注意してくださいね。
とにかく妊婦さんは「はたらかないこと」(^^;;
「おまかせパック」にしたとしても、
やっぱり主婦は何かとはたらいてしまうもの。
引っ越しって、想像するよりずっと重労働なんです。
新しい環境になるのは、嬉しいことでもあるけれど、ストレスでもあるし。
引っ越しをきっかけに、切迫早産になって入院した、という方を何人も見ています。
だから、とにかくがんばらないこと。
はたらかせるのは、頭と手伝ってくれる人に指示を出すアゴだけに(^^;;

==================================
c0128703_17143894.jpg なんだか、まんまるに太ってきているおナスさんです。しかし、ナスって収穫どきがよくわかりませんな。トマトだったら色づいたら収穫するけど、ナスははじめからこの色だし.. 毎回悩みつつ、テキトーに収穫してます。
[PR]
# by tiger_yz | 2011-08-22 17:17 | 妊娠と出産の話 | Comments(3)
妊婦の健康シリーズ10:尿たんぱく
しつこい夏風邪に辟易。
まだ完璧にスッキリという状態に至らず(T_T)
いや、もうほぼ元気なんですけどね。
ホント、夏風邪は長引きますな。
皆さまもお気をつけ下さいませ。

さて今日は妊婦の健康シリーズの第10弾。
尿たんぱくのお話です。

妊娠中は定期的に検診を受けます。
そのたびに尿検査をして、たんぱく質が出ていないかを調べます。
妊婦検診は、母子に異常がないかを確認するために行うわけで、
つまり、この検査で異常があったら、
ママさんや赤ちゃんに何か問題が生じているかもしれないということになります。

結果は陰性(−)が正常です。
これが、陽性(+や++、+++)になってくると、
黄色、または赤信号がともる、と。

尿たんぱく陽性というのは、
血液を濾して尿をつくる腎臓で、
血液の中にあるたんぱく質を濾しとることができずに、
尿にもれ出てしまったことを示しています。
つまり腎臓が妊娠による負担増に耐えられなくなっているかもしれないんですね。

さらに高血圧(140/90mmHgを超えるもの)が加わると、
これは放っておいてはいけません。
昔は「妊娠中毒症」といったもの、今では「妊娠高血圧症候群」といいますが、
これが出てきていることが考えられるのです。

妊娠高血圧症候群になると、
母体にも赤ちゃんにも重大な問題が起きることがあります。
たとえば、子癇といって分娩のときなどにけいれん発作を起こす病気や、
胎児の発育不全などを起こして、ときには母子ともに危険な状態になることもあります。

だから、尿にたんぱくが出て、
医師から何かの指示があったら、
その指示を守って
養生しましょう。
特に、安静の指示があった場合は、しっかり守って無理をしないでくださいね。

ただし、一度尿たんぱくが陽性になったからといって、
すべての人がこのような重い病気になるわけではありません。
特に、血圧が正常で、むくみも出ていないような場合は、
問題なく経過することも少なくありません。

尿たんぱくが出ていたのに、そのことに対して医師は何も言わなかった。
 あとで母子手帳を見てびっくりした。

という方もいる(たぶん、たくさんいるかと..)のではないでしょうか。

こういう場合は、医師が尿検査の結果を見ていなかったとか、
わかっていたのにそれを無視したとかではなくて(^^;;、
今はこのまま様子を見ていればいい、と判断したのだと考えられます。
特に、他の検査や診察の結果にこれといった問題がなく、
たんぱくも少ししか出ていないような場合などは、
次の検診までは普通に過ごしてもOKだし、
次回の検査の結果を見てみよう、と考えたのだと予測できます。

もし気になるようなら、次の検診のときに担当医に聞いてみてくださいね。
「たんぱくが出ていたみたいですけど、大丈夫でしょうか?」と。
答えを聞けば、たぶんスッキリすると思います。

尿たんぱくがしょっちゅうプラスマイナス(±)になる、というケースも多いですね。
プラスマイナス(±)というのは、
陽性(+)というほどではなくて、ちょっと出ている、ということ。
これは、検査のときにちょっとしか尿がとれなかった場合によくありますね。

妊娠中はおしっこが近くなるので、
検査のためにたっぷり尿を溜めて行く、なんてことは難しいですよね。
だから、検査のために出そうと思ってもちょっとしか出ない。
当然です。(^^;;

このような場合、尿道のまわりのおりものなどが混じってしまい、
そのためにプラスマイナス(±)になることがあります。
だから、医師が何も言わないのであればたぶん心配はありませんが、
次の検査のときはがんばって尿を溜めて行き、
出始めの尿は捨てて、真ん中の尿をとってみてください。
それで陰性(−)になれば安心できます。
そうやってもプラスマイナス(±)とか陽性(+)になるようなら、
経過を見つつ、医師の指示を守ってくださいね。

尿たんぱくの陽性(+)や高血圧などを予防するためには、
疲れないように、無理をしないで過ごすこと、
休息を十分にとること、
塩分を控え、バランスのとれた食事をすること、
太りすぎないことなどが大切です。

..って、これらはすべての妊婦さんに共通の注意ですね。(^^ゞ

特に、もともと腎臓病や高血圧などの病気をお持ちの方や、
高齢の方、家族に高血圧患者がいらっしゃる方などは、
リスクが高いので、定期検診を忘れずに受け、
医師や助産師と相談しながらお大事にしてくださいね。

===============================
c0128703_16525268.jpg 先日、神宮球場に野球観戦に行ってきました。この時期、神宮球場では、5回裏の攻撃が終わったあとに花火が打ち上げられます。いいもんですね、日本の夏。(^^)v
神宮球場に行ったら、牛タン入りフランクをお試しあれ。めちゃウマですよ〜(^Q^)
試合? 我らが阪神タイガースが4番の一振りで勝利しました! うっしっし〜。
[PR]
# by tiger_yz | 2011-08-15 17:05 | 妊娠と出産の話 | Comments(0)
妊婦の健康シリーズ9:貧血
全国的に猛暑です!!
ものすごい暑さです。
ついこの間まで涼しかったのに、また暑い夏が復活。
皆さん、体調には十分注意してくださいね。

..そういう私は、涼しかったときにしっかり夏風邪をひき、
まだ鼻声がとれません(T_T)

さて今日のテーマは貧血。
貧血は、もともと女性に多い病気ですが、
妊娠するとさらに起きやすいんですね。

まずは、「貧血とは何か」について確認しておきましょう。

貧血というと、急に立ち上がったときにクラッとするヤツ、と
いうイメージをお持ちの方もいると思いますが、
それとは違います。
立ち上がったときなどにクラッとするのは「脳貧血」
血圧が低くて、急に高い位置に動いた頭部まで血液が送れず、
そのために一瞬、クラッとするんですね。

で、貧血とは「血が薄い状態のこと
もう少し詳しく言うと、血液の中の赤血球や、赤血球の中の赤い色素=ヘモグロビンが少なくなっちゃった状態のことです。

血圧というのは、血液の量や血管の硬さ、心臓のはたらきなどによって変わるんですが、血液の濃さとは直接は関係ありません。だから、血圧の問題の脳貧血と、血液の濃さの問題の貧血とは別物。

ただし、疲れやすいとか、顔色が悪いとか、息切れがする、といった症状は
低血圧にも貧血にも共通しているかもしれませんね。

さて話は貧血。

貧血は、血液をとって検査することでわかります。
血液中のヘモグロビン(Hb)が、
妊婦さんでない女性の場合はだいたい12g/dℓ未満だと貧血です。

妊娠中は、この数値は誰でも下がります。
妊娠して胎児に栄養や酸素を送るために血液の量が増えるんですが、
血液の水分はすぐに増えても、
赤血球などの“粒”の分はちょっと追いつかない。

だから、妊娠中のヘモグロビン濃度の基準はやや低くて、
だいたい11g/dℓ未満を貧血としています。

で、貧血だと何が悪いのか?

まず、ママさんの体調が悪くなります。
疲れやすい、息切れがする、だるい..
なんだか元気がなくなっちゃいますよね。

それと、あまりにひどい貧血がある場合は、
胎児の発育にも問題が起きます。

さらに、出産のときの出血が多くなりがちなんですね。
ただでも貧血で血が薄いのに、たくさん出血しちゃったら、
産後にもっとヘロヘロになっちゃう。(T_T)

だから、妊娠中は、ヘモグロビンが11以上でいられるように、
食事に気をつけましょう。

では、何をどうすれば貧血を予防できるのか。
それは、特にヘモグロビンの材料となる鉄分をしっかりとることです。

鉄分が多い食品、ってどんなものが思い浮かびますか?
そう妊婦さんにうかがうと、よく「小松菜」「ほうれんそう」「ひじき」といった答えが返ってきます。
でも、これはちょっと残念。
これらも悪くないんですが、このような植物性の食品に含まれる鉄分は、
人間の私たちにはちょっと吸収しづらいんです。
一生懸命食べても、そのわりに効果が出ない。

私たち人間は動物なので、動物性の食品から摂取するのが効果的なんです。
で、王道はやっぱりレバー

お嫌い? そうですか。レバーは苦手、っていう人、多いですよね。
だったら、赤身のお肉やお魚を。
それから貝類も案外鉄分が多いですよ。

毎日同じものを食べるのはよくないので、
レバーも豚や牛、鶏といろいろなものを。
お肉やお魚もいろんな種類のものを食べましょう。
もちろん白身の魚や鶏のささみなんかも食べていいんですよ。
日々の食生活の中で、少しだけ鉄分の多そうな食品を増やしてみましょう、ということ。

では問題。
鮭は赤身でしょうか? 白身でしょうか?(^^;;
(答えはまた今度(^^ゞ)
===================================
c0128703_0503176.jpg 茄子、発育中。
茄子って水をしっかりやらないと、すぐにツヤがなくなっちゃって美味しくなくなっちゃうんですね。ここのところ暑くなってきたので、油断すると、葉っぱがしおしおになっちゃってて(^^;;  ちなみに、水分不足でツヤがなくなった茄子、ホントに「ぼけ茄子」っていうんですってね。
[PR]
# by tiger_yz | 2011-08-11 01:01 | 妊娠と出産の話 | Comments(0)