ナースやすこの健康プラス
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化粧品に含まれる物質のウソ・ホント−その3
関東も梅雨入り。
じめじめの季節は私もちょと苦手。
どうせ暑いなら、ガーーッッ!と暑くて、カラッとしているほうがまだいいな。

さて、今日は化粧品に含まれる物質の3回目。
ビタミンCです。

ビタミンCは、食品にも広く含まれている、とっても身近な物質ですね。
その実体は、アスコルビン酸という有機化合物のL体。
L体っていうのは、化学的な構造のある特徴のことです。

分子量は176.13
500以下なら皮膚に浸透するらしいから、
化粧品に入ってるビタミンCは、
確かに皮膚に入っていくんでしょうな..と思ったら、そうでもない..。

実は、ビタミンCは水には溶ける(親水性)けど、油には溶けない。
前の記事を読んだ方はおわかりでしょう。
そう、お肌は水を通さないんでしたよね。
つまり、皮膚にビタミンCを塗ってもダメらしい(^^;;

いや、これは困った。
で、もちょっと調べてみましたらば。
ビタミンC誘導体ってのがあるらしい。
うん、確かに化粧品の表示にそういう記述を見たことがあるぞ。

このビタミンC誘導体っていうのは、
体内でビタミンCに変わるもの、という意味。
化粧品には、油に溶ける性質(親油性)を持たせた誘導体が入っているらしい。
お、それなら、分子量も小さいことだし、皮膚に入っていくことも期待できる。

それはそれでちょっと横に置いといて。
ビタミンCといえば「美白効果」が有名だけど、実際どうなんでしょう?

国立健康・栄養研究所のデータベースによると、
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail45.html
(以下、一部要約して引用)
光老化(紫外線に当たったことで起こる皮膚の老化。分厚くなったり、シミや深いシワができる)した皮膚にアスコルビン酸を含む「試験用の調製品」を3ヶ月塗ったら、「荒いしわ、黄ばみ、土気色の肌、肌のでこぼこ、肌の色調を改善した」と書いてありますな。
--------------------------引用終わり

ただ、同データベースには、他に皮膚に塗ったときの効果に関する記述はない。
前述の「色調を改善した」というあたりに「美白」な感じがあるものの、
はっきり「美白」とは書いてない..。うむむ。

でも、ビタミンC自体には、皮膚のメラノサイトにはたらいてメラニン(黒っぽい色素)の産生を抑制するはたらきや、体内でコラーゲンを合成する際に必要だというのは生理学的にわかっていること。
だから、ビタミンCは皮膚に良いということはいえますね。

ではどうすればいいのか。
ビタミンCは、皮膚に誘導体を塗るよりも、
口から摂取したほうがいいんじゃないかな。
1日3食の食事の中で、
もしそれ以上にとりたいなら、サプリメントなどでとる。

ただし、サプリメントでとる場合に注意したいのが、摂取するタイミング。
ビタミンCは、余分はおしっこに出ちゃうので、一度に大量にとっても無駄が出るだけ。
たとえば食事のたびにとるとか、食事と食事の間にとるとか、
そういうとり方が良いでしょう。

AllAboutでも、そういう記述があるので参考にしてみてね。

=================================c0128703_12375879.jpg
矮性ミニトマトのレジナ。ミニトマトとはいうものの、実は思ったより大きいですよ。手間要らずでじゃんじゃん結実してます。楽しみ〜。
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by tiger_yz | 2010-06-21 12:41 | 元気・健康・キレイでいる方法 | Comments(2)
化粧品に含まれる物質のウソ・ホント−その2
毎週月曜日につらつら更新中ですが、
14日は朝から仕事で出かけないといけないので、
前夜にアップです。

化粧品の成分をひもとくの巻、第2弾。
今日は、ヒアルロン酸とエラスチンだよ。

まずは分子量。
前回のブログで、
分子量が500を超える物質は、皮膚から吸収されないらしい、という話をしましたよね。

で、ヒアルロン酸の分子量は...
そもそもヒアルロン酸は、多糖類と呼ばれる物質のグループ。
要するに「糖」がた〜くさんくっついているのね。
で、ヒアルロン酸の場合、その構造はひとつではなくて、
分子量も一定じゃないらしい。

100万とも800万とも!!

とにかく分子量がでかいことは確かです。
参考Wikiはこちら

一方のエラスチンはというと。
こちらはたんぱく質の一種です。
そう、もうお分かりですね。
たんぱく質=高分子ですから、
とても「皮膚に浸透する500以下」であるわけはない。

で、調べてみたら       ..............わからん(^^ゞ
なんてったって、薬学や化学の学者じゃないもんで(^^;;
あっちこっちWebで調べてみたけど、はっきり書いてないのよねぇ。
ただし、いろんな記事をもとに、ものすごくざっくりいえば、
数千〜数十万(幅、広すぎ(^^;;)ってとこかと。

そもそもたんぱく質は、アミノ酸がたくさんつながったもの。
一般には、アミノ酸が数十個以上結合したものとされてる。

そこでちょっと面白い(ちょっと古いけど)記事を発見。
産業技術総合研究所が10個のアミノ酸からなる人工タンパク質の結晶構造を解明
ってんですよ。いや、そら、ちっちゃい。
それでもたんぱく質なのか..
ってのは横に置いといて...

たんぱく質を構成するアミノ酸には20くらいの種類がある。
それぞれ分子量は違うけど、100〜150くらいのものが多い。
ということは、アミノ酸10個からなる最小のたんぱく質でも、分子量は1000を超える。

で、エラスチンに話を戻すと..
エラスチンには、加水分解エラスチンというのがあって、
これはエラスチンをぶちぶち切って小さくしたものなんだとか。
それでも「エラスチン」という以上、
アミノ酸と同等の大きさであるわけはなく(それじゃただのアミノ酸だろ)

で、結論。「エラスチンも分子量はでかい」(いいのかそれで(^^;;)

で、皮膚に塗ったときのはたらきは?
とにかく、これらは皮膚の真皮にはとうてい浸透せず、
せいぜい角質層の表層の隙間やミゾに潜り込む程度。
つまり、機能としては皮膚の表面でどうか、という話になりますな。

ヒアルロン酸は、自分の6000倍もの水をかかえこむ機能を持つので、
皮膚の上で高い保湿機能を持つという記述は多いですね。
なおかつ皮膚に塗っても、ベタベタすることはないそうな。

また、国立健康・栄養研究所のデータベースでは、
内服することでお肌の様子がよくなったという報告がある一方で、
ぜんぜん変わらないとする報告もある、と言ってますね。

で、エラスチンはというと、こちらははっきりしない。
でも、コラーゲン同様たんぱく質だから、
保湿作用はあるんじゃないかな、という気はする。
ただし、たんぱく質なので、アレルギーが出る人もいるらしく、
その点はよ〜くお気をつけて。

結論。ヒアルロン酸もエラスチンも、
表皮の奥からその下の真皮には入っていかない。
表皮の上で保湿剤としてはいいらしい。

ってことで...
なんかややこしくなっちゃったなぁ。ま、いっか。
ではまた来週!?(^^)/
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by tiger_yz | 2010-06-14 00:49 | 元気・健康・キレイでいる方法 | Comments(0)
化粧品に含まれる物質のウソ・ホント−その1
あ゛〜、一度書いた投稿を消してもた(T_T) ドジ....凹む〜

気を取り直して。
先日ツイッターで、「バカ高い化粧品ってどうよ?」という質問をいただきまして、
今回から何度か、それに関連する話を書いてみようかと。
ぶっちゃけ私は、「バカ高い化粧品なんて宣伝費払ってるだけ」と
思っております。m(_._)m
(オォ○ラさん、ありがとです(^^)/)

これまで何度か書いてきたように、
皮膚は「水ははじき、油はちょっとしみ入る」という性質を持っています。
それは、表皮には油があるからですね。

皮膚に浸透するかどうかに関して、もうひとつ重要なのは、
その物質の大きさ。
べらぼうにでかい物質は入っていけるはずはないわけで。

どのくらいの大きさの物質なら皮膚に浸透するかを調べてみたところ、
「分子量500以下」というのが基本らしい。
経皮吸収薬の開発についての専門的な記述にもそういう記述があった。

そこで、手元にあった薬の「オイラックス」の成分の分子量を調べてみたよ。
・ヒドロコルチゾン酢酸エステル 404.50
・クロタミトン 203.28
・グリチルレチン酸 470.68
・ジフェンヒドラミン塩酸塩 291.82
・アラントイン 158.12


ほんとだ。みんな500以下だね。

そこで、だ。何を検証してみよう?
やっぱり「コエンザイムQ10」と「コラーゲン」だな。

してその分子量は?
・コエンザイムQ10:863.3
・コラーゲン:約30万


でかっ!!!

ということで、これらは皮膚には浸透しないと考えてよさそうですね。
ただし、前にも書いたけど、コラーゲンは皮膚の上で優秀な保湿剤としてはたらくので、
化粧品に入っていても「ウソ」ではないです。
でも、「皮膚に浸透」という宣伝文句はウソっちゅーことですな。

何か調べてほしい物質、ありますか?
予定では、ビタミンC、アスタキサンチン、ローヤルゼリーなんかを考えてます。

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c0128703_11232493.jpgトマトの実がつき始めましたよ。今のところそこそこ天気がいいので、葉も花も元気、元気。
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by tiger_yz | 2010-06-07 11:25 | 元気・健康・キレイでいる方法 | Comments(2)