ナースやすこの健康プラス
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医師が病状や治療方針を説明してくれない【1】
やっと2〜3日前から、
「あぁ、元通りになってきたなぁ」という実感が出てきた。

でも、「治った」という確信はある一方で、
ちょっとでもお腹が痛いと、「またあれが戻ってくるのか..」と、ビビりまくりです(^^;;

今回の急性腸炎で、最初の外来受診から入院中にかけて感じたことを何回かにわけて掲載しようというわけですが、今回は、医師からの説明について。要するに、インフォームドコンセントの話です。

結論からいうと、今回担当してくれた医師は、
私から根掘り葉掘り聞かない限り、何も説明してくれなかった。
いや、楽しい感じのいい先生だったし、信頼できないわけじゃなかったけど。

たとえば、今、私の腕に刺さってる点滴には何が入っているのか?

入院のときに、「絶食にして、何も食べないと脱水になっちゃうから点滴して様子をみましょう」と言われたのと、何日か後に、「落ち着いてきたね。ちょっとお薬を変えましょう」と言われただけで、内容については一切説明なしでした。

まぁね、点滴のボトルを見れば、それ自体が何なのか、
何カロリーあるのかとかはわかる。
それに、ボトルにパソコンから打ち出したオーダー内容が貼ってあって
「○○やすこ様 .....ブスコパン....」と、入っている薬剤名が書いてあったから、
「あそ」と了解はしていたんだけど。

ただ、そう了解できるのは、私がある程度の知識を持っているからですよね..。

点滴ボトルに、その内容が書いてあることを知らなければ、見てみようと思わないかもしれないし、「Na、Cl、アミノ酸....」と書いてあっても、その意味がわからなければ、「???」と思うだけ。
増して、“ブスコパン”が何なのかを知らなければ、
「だから、私の血管に勝手に何入れてんのよっ!!」と思って当然。
(ブスコパンは、消化管などの内臓の筋肉の収縮やけいれんを抑えて、痛みを和らげる薬です)

たまに、投与する薬剤やその量を間違える医療ミスが報告されます。
その責任は完全に医療者側にあるし、
患者側には、なすすべがないというのも現実かもしれない。

でも、自分や家族に投与される薬剤の名前やその効用について
医師や看護師などに質問すれば、
その人に、「確かにこの点滴は○○のための◇◇という薬だ」と再確認させることができ、医療ミスを防ぐことができるかもしれない。
忙しくて、つい流れや慣れにまかせてしまっていた医療従事者に、
「それではいけない。薬剤投与は確認の上に確認を重ねて」と
再認識させる効果がある。

どうぞ、気軽に医師や看護師に
「この点滴、何が入ってるんですか?」
と聞いてみてください。

「腹痛を和らげるお薬が入ってますよ」と説明してくれれば、及第点。
これはふつーね。

点滴のボトルに書いてある文字を見せながら、
ベースになっている液体には何が入っていて、
さらに薬として何という名前のどういう効能の薬が入っているのか、
考えられる副作用は何か、何時間で入れる予定かということまで説明してくれたら、
その人(医師でも看護師でも薬剤師でも)は、信頼してOK。

「そういうことはドクターに聞いてください」という看護師や、
「そんなこと、別に知らなくてもいいでしょ」という医師は失格ですな。

..このようなエピソードや対処法は、私の著書、『ナース30人のホンネ!あなたが病気になったとき(ホメオシス)』(このブログの右側にリンクがあります)にもいろいろ書いてあります。ぜひ参考にしてくださいまし。

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病み上がり(というかまだ不調状態)のときに、仕事を再開したのがいきなり静岡に出張取材。で、静岡の新幹線の改札内で発見したのが、この「びっくりどらやき」!! あんこ好きな私は、買わないわけにはいかないっ(*^O^*)
しかし、すごい食べごたえでした。しあわせ。うふふ〜
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by tiger_yz | 2008-12-21 12:16 | 病院・医者選び | Comments(2)
説明不足。こんなんじゃ、ちゃんと“入院生活”送れない!
これから何回か、看護職の私が入院して患者になってみて感じたことなど、
書き連ねてみたいと思います。

で、最初におことわりしておきたいことが。
たぶん、批判めいたことも書くことになると思うのですが、
私は今回入院した病院を攻撃するつもりは一切ありませんです。
よくしてもらったこともあったし、
ドクターたちも看護師さんたちも、いいなぁ、と思う人が何人もいましたしね。
第一、おかげでほぼ元気になった私がここにいるんだし。
(入院時に対応してくれたTさん、キャラメルを持ってきてくれたカープファンのOさん、私の退院の意志を医師に伝えてくれたNさんなど、看護師の皆さん、お世話さま(^^)/)

ここで書きたいと思っていることは、
おそらく多くの病院に共通してあるのではないかと容易に想像できることや、
読者の皆さんやそのご家族が入院したときに役に立つかもしれないと思うこと、
そして、看護職やその学生さんたちによ〜く考えてほしいことなどです。

ということで今回は、入院生活の基本的なことについて。

入院時には、今までの経過とか、本人のふだんの生活や家族関係などを
看護師が患者さんに聞きます。
同時に、トイレはどこだとか、食事はどうなってますとか、
寝間着のこととか洗濯とか、そういった基本的な生活について説明されます。

..ところが、今回これが著しく不十分。
私の場合、絶食が入院の最大の目的だったから、
食事については何も言われないのは当然としても、
1週間弱の入院生活を体験していく間に、
「入院生活について、ほとんど説明されてなかった」ことがいくつも判明..

★入院時や毎日のケアの中で説明されなかったこと
 ・安静度(寝ていなければいけないとか、ベッドから出てはいけないなど)は
 ・トイレはどこか
 ・洗面はどこでするのか
 ・お茶のおかわりはどこに行けばもらえるのか(または給湯室)
 ・指定の寝間着の着替えはいつするのか(させてもらえるのか)
 ・体の清潔について(体を拭くか、シャワーは可能? 洗髪は?)
 ・売店はあるのか
 ・何か要求や要望があったら誰に言えばいいのか


ね、これじゃ“生活”できないと思いません?

お茶は、入院何日目かに、たまたま用があってエレベーターのところに行ったときに
その前のナースステーション前の廊下で発見。
「なんだ、ここにあるやんか。最初に言ってよ」

寝間着の着替えと清拭(からだを拭くこと)は、
ある曜日の朝に、
「はい。今日は○曜日だからお着替えですよ。自分でできる方は体も拭いてね」
と、着替えと清拭用の蒸しタオルをドサッと渡されて判明(^^;;

あとのことは、自分でなんとかしてました(^^;

想像するに、看護師さんたちは、
トイレは病室を出たところにあるから見ればわかると思ったのかもしれない。
私は若い(他の入院患者さんたち=高齢者が圧倒的に多いに比べれば、ね)患者だし、
特に安静度に制限があるわけではないから、
自分で何でもできるでしょうと思ったのかも。

でも、もしかしてどの患者さんに対しても十分な説明がなされていないなら、
それはとんでもないことですよね。

私たち看護職は学生のときに
「病棟は入院患者さんにとっては生活の場。
 入院生活が円滑に送れるように援助することは大切な仕事」と教わります。
でも、果たしてそれがちゃんとできているんだろうか..。

いいホテルに泊まると、荷物を持ってくれたベルボーイとかが、
部屋に入ったときに、トイレはここで、ミニバーはここで、テレビのリモコンはこうで、
非常口はここで、何かあったら内線の何番に... 何かご質問は?と一通り説明してくれる。
部屋にはホテル全体の案内が置いてあって、
フロントなどの番号やモーニングコールの設定、
ルームサービスやレストラン、スパなどの付帯施設の説明とかがいつでも見られるし、
「何か困ったことがあったらフロントやコンシェルジュに」と、窓口がはっきりしてる。

「人が生活する」という基本的な部分、つまり、食べて飲んで、出して(^^;;、
寝て、清潔にして、着て、脱いで.. ということは、
入院患者さんだって、ホテルのお客さんだって、
ほぼ同じように(人によってはしないものがあったり、中身は違ったりするけど)するんだ。
病院とホテルとは機能は違うけれど、
人がそこで短期間でも“生活する”というところは同じ。

その“生活”が困らないように、迷わないように説明したり、
誰でもわかるように案内を置いたりすることは、病院にだって必要だよ。
..むしろ病院の場合、
そこにいる人たちは、からだと心が病気でヘコんでいる患者さんだからこそ、
こういう基本的な生活の部分に戸惑ったり心配したりすることが絶対にないように、
きっちりと、説明しなくちゃいけないんだと思う。

看護師さんたちが忙しいのはわかる。
でも、忙しいから説明はテキトーでいい、なんてはずはない。
忙しいなら、少なくとも自分で身の回りのことができる患者さん向けに、
見てもらえばわかるようなホテルみたいな案内を作って病室に置いておき、
入院時に「詳しくはここにも書いてあるから、いつでも見て」と言えばいいんだ。

こういうことは、病院側がちゃんとしなくちゃいけないことです。
でも、現状ではなかなかそうでない病院も少なくないのかも。
だから、ご自分や家族、友達が入院したときに、
もし身の回りのことで困ったことがあったら、
どんどん聞いちゃってくださいね。
聞く相手は誰でもOKです。
看護師さんらしき人でも、助手とかヘルパーさんとかでも、
もちろん医師にでも。ベッドサイドに来る人なら誰でも。
ずーずーしく聞いちゃってください。

ただその場合、ひとつだけ気をつけたほうがいいことがあります。
それは言い方。
看護師も他のスタッフも人の子ですから、
怒ったような言い方とか、アゴで人を使うような言い方をすれば、
やっぱり 「ん!?」 と思うもの。
「おい、お前、お茶のおかわり持ってこい!」 じゃ、常識的にも変ですよね。
たとえば、「お茶、もっと欲しいんだけど、どこかにあるの?」って言えばいい。
そう、普通に、“どうしたらいいの?”って聞けばいいんです。

..来週、助産師の学校で講義をするから、
そのときにこの話もしてこよう。
1人でも多くの看護スタッフに、こういうことに気づいてほしいからね。

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退院してきた日の紅葉と空。近所にもホッとする風景があるもんですね。やっぱり、お家が一番です。はい。
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by tiger_yz | 2008-12-13 00:24 | 病院の上手なかかり方 | Comments(3)
それはそれはピーピーでございました【下痢】
やっとこさ、下痢止めの服薬から解放され、
大腸のあたりに若干の不安定感を残しつつも、
そこそこいいうんちが出るきざしが見えてきました(^^;

いや〜、ほんとにひどかった。こんなの私も初体験。
今回はその経過と、下痢をした時の処置について。
なんか、胃腸炎も流行ってるみたいですから、何かの参考になれば..。

===========================
【1日目】
某日、晩ご飯のあと、便意があったのでトイレに。
始め(^^;は普通っぽかったんだけど、最後のほうがやや「ぴーぎみ」に。
ま、そういうこともあるわと、この時は特に気にせず。

しかし、少したったらまた便意と腹痛が..。
そして、ここから始まる怒濤の下痢攻撃。

トイレに行くと下痢、少しするとまた便意があってトイレに駆け込む、の繰り返し。
出るものは、泥状からどんどん水っぽくなっていく。
ただ、便意と腹痛は、出るものが出てしまえば一度はおさまる..。
5〜6回か、6〜7回か..くらい繰り返したところでやや落ち着き、
ま、明日には治るだろうと思いつつ、寝てしまう(寝られたということね)。

【2日目】
この日は休日。昼少し前にうだうだと起きる。
幸い、下痢はピタッと止まっている。
そのかわり、なんだか全身の節々が痛い..。
「熱か?」と思いつつ、実際には熱も測らず、ぐだぐだしていた。

午後になってだんなが私のおでこを触ったところ、
「なんか熱いよ。熱あるんじゃないの?」というので、
ほんじゃ測るべかと.. 37.7度。あるじゃん、熱。(^^;;
いや〜ん、昨日の下痢といい、熱といい、また風邪ひいたのぉ?..なんて思いながら、
引き続きぐだぐだと過ごす。

この日は下痢はまったくなく、熱も夜には37度程度に落ち着いた。

【3日目】
この日は日中仕事があったので、朝起きて食事して..と普通に行動。
朝から下痢も熱もなく、けっこう好調な感じ。
よかったよかった、大丈夫みたいだ。
仕事も普通にこなし、買い物をして夕方帰宅。晩ご飯も普通に食べる。

ただ、晩ご飯の少し前から、ちょっとお腹が張ってきていた。
下痢したあとで、ガスがたまったりお腹が張ったりすることがよくあるので、
どうせそれだろう、なんて思っていたんだけど..

晩ご飯の少しあと、便意と腹痛が..。
トイレに行ったらみごとに下痢。
そしてこのあと、ひどいときは数分、長くても30分もしないうちに次の便意が来て、
出るものは完全に水状態に。
回数はもう数えきれず..

からだを起こすと、腸内のものが重力にしたがって下に降りてくるためか、
すぐに便意が起きる。..そして「シャー」
だから、右を下にして横になっているしかない状態..。
ただ、この時点では腹痛はあまり強くなくて、
体調的にはけっこう元気な感覚..
腹が立ってくる..

「この下痢、なんか変だ..」
一度完全に止まったのに、またひどい下痢が再開したこともあり、
何か、自分のからだがコントロールを失っているような嫌な感覚に。
感染というより、何か腸の機能自体が変になっちゃったような不安感が。

【4日目】
この日も、前夜ほどではないにしろ、相変わらず下痢状態。
できるだけ早く病院に行きたかったんだけど、
繰り返される下痢のせいで、トイレの近くから離れられず、
徒歩10分の病院に行けない!!

午後になって少し落ち着いてきたので、すかさず病院へ。
消化器科の医師も、
「なんか、普通の経過じゃないよね。重大な病気が隠れてると嫌だから、
とりあえずいくつか血液検査してみよう。」と言う..。
(やっぱり私の体内で何か変なことが起きているのか??..)

下痢止めを処方され、
幸い吐き気が全然ないので、食事制限は特にしなくていいと言われて帰宅。

【5日目】
..ところが、下痢止めを飲もうが何をしようが、一向に下痢が止まる気配なし。
次の日は、少しずつ消化の良いものを食べながら、
一日中、下痢&腹痛と格闘する。
しかし、夜になって今度は腹痛のほうがひどくなってきた。
下痢も相変わらずで、前日に食べたものが全く消化されずに出てきた..。

薬を飲んでいるのにも関わらず、一気に悪化する症状に
ものすごい不安感に襲われる..
..このまま治らないのでは.. 何かとんでもない病気になってるのか..
だんなや家族に迷惑をかける.. 涙がちょちょ切れる。
明日、もう一度病院に行こう、と思う。

【6日目】
朝、若干症状がおさまっていたので、だんなには会社に行ってもらう。
ただ、自力で病院に行こうかとも思ったけど、
いつ腹痛が襲ってくるかわからないので、めっちゃ不安。
だからといって救急車を呼ぶ状況でもないし、タクシーってのもねぇ..
そこで、都内に住む自営業の兄に電話して車で来てもらい、病院まで送ってもらった。

そして外来で、「その下痢じゃ、脱水もひどいだろうし、
腸を休めるために絶食しないとダメだから、入院して点滴治療ね」
と言われ、入院決定....

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下痢がひどいと、体内から必要以上に水分とミネラルが出てしまうので、脱水状態になることがあります。吐き気がなければ、スポーツドリンクなどで水分とミネラルを補給することが大切。でないと、脱水でぐったりしてしまう。
下痢だけでなく、吐き気や嘔吐もあると、吐くことでさらに水分などが失われる上、飲むのも難しいので、より早く脱水状態になってしまう。下痢と嘔吐とでは、失われるミネラルとかが違うんだけど、いずれにしても、そんな状態になったら自力でなんとかしようというのは難しく、点滴で補うのが一番なので、早めに病院へ。特に、子どもや高齢者の場合は、できるだけ早めに対処してくださいね。

年末年始、体調にはくれぐれも注意してくださいまし!!

..次回から、いよいよ入院日記でございます。
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by tiger_yz | 2008-12-09 13:35 | 気になる症状 | Comments(3)
激しい下痢で入院してましたm(_._)m
今回ばかりはまいった。
11/23の夜から始まった下痢が、
なぜか丸一日とちょっとの中断をはさんで、28日になっても止まらず、
絶食と点滴による栄養・電解質補給のため、6日間入院してました..とほほ。
今は退院して自宅療養中ですが、まだ私の腸の挙動は怪しげ...(^^;;

うんちの話で便秘のことばっかり書いてたら、私は下痢だってさ..。

何やらひどい下痢や嘔吐を起こす感染症が流行っているみたいですね。
私の場合、吐き気や嘔吐はまったくなかったので、
まだよかった気がするけど、
それはそれはみごとな下痢でした。完全に“水状態”でしたもの。

担当医によれば、何らかのウィルス感染による急性腸炎だろうとのこと。
ただ、何のウィルスによるものかの同定は困難で、
いずれにしても、対症療法で自然に治るのを待つしかないと..。

どこでうつったのかな..
ただ、だんなにはうつってないので、せめてもの幸い。

下痢や嘔吐は、食欲が落ちて食べられないというだけじゃなくて、
ものすごく消耗するし、
からだの中の水分やミネラル類もドバーと出ちゃうので、
脱水と電解質異常を起こしてさらに具合が悪くなっちゃうことがあります。

特にお子さんや高齢者は重症になりやすいので、
早めに受診してくださいね。
ちょっとでも変だなと思ったら、
平日の日中、普通に外来をやってる時間に受診しておきましょうね。
夜中や休日にいよいよひどくなって、
夜間や休日の救急に飛び込むというのも大変なので。

....今回の入院で、患者側の体験をしたことで、
いや〜、いろんなことを感じ、考えましたねぇ。
看護や医療の問題とか、
こんなときは患者や家族はどうしたらいいんだろうとか。

私でさえ、戸惑ったり困ったりしたのに、
医療の知識がない人はどんだけ不安だろうと
ホントに思いました。
これからは、しばらくそんな話を書いていこうかと思います。

ぼちぼちインフルエンザも来てるみたいですから、
皆様、年末に向けて、予防対策をしっかりしてくださいね!!
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by tiger_yz | 2008-12-05 13:33 | 気になる症状 | Comments(6)