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カテゴリ:解剖学・生理学( 4 )
私が制作に参加した本が出ました!(身体の不思議本)
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知識ゼロからの身体の不思議入門(幻冬舎)
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この本は、あの元東京都監察医務院院長・監察医として有名な上野正彦先生の本ですよ!!
解剖生理学の解説を進めながら、あちこちに法医学的なコラムを入れていたり、
巻末には、検死やその理論、エピソードなどの解説も。

興味深く読んでいただけると思いますので、
ぜひ書店で手に取ってみてくださいね!!
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by tiger_yz | 2010-04-24 23:57 | 解剖学・生理学 | Comments(0)
食後に走って横っ腹が痛くなるのは、左側だけだったっけ?
急に気温が上がって、強い風が吹くと、
ますます花粉にビビりモードの私です。
でも、すでに予防的に点眼と点鼻薬の処方薬を使ってますわん。

「食後に走ると横っ腹が痛くなる」という体験、
もう何年、何十年(^^;;もしてない気がするけど、
あれ、痛くなるのって、左側だけでした?

いやね、脾臓っていう臓器のことを調べていて、
またまた今更ながらに「あれ?」と思ったんですわ。

脾臓って、たぶんすごく知名度が低いと思う。
胃腸とか心臓とかと違って、日常的に実感する臓器じゃないし、
生活習慣病にも登場しないし。
でも大事な臓器なんですのよ。

左の脇腹あたりにある握りこぶしみたいな形の臓器で、
免疫と血液の処理をするのが仕事。
古くなった赤血球を壊したり、血液の量を調整したりする。

血液の量の調整ってなんだと思います?
脾臓の中には、たくさんの血液があって(止まってません。流れてます)、
急に運動したりして、筋肉がたくさん血液を必要としたときに、
ぎゅ、と収縮して血液を補充するんですね。

ただ、人間の場合は、馬なんかと違って、
それほど大量の血液を保ってるわけじゃないみたいですが。

で、脾臓がぎゅ、と収縮するときに痛みが生じるらしい。
食後だと、ただでも胃腸に血液がとられているし、
そのうえ筋肉にも血液を送るとなると、脾臓もがんばって「ぎゅぅ」と収縮する。
だから、特に食後に走ると横っ腹が痛くなるんだって。

これはこれで「へぇ」と納得するんだけど、
走ったときに横っ腹が痛くなるのって、
脾臓がある左だけだったっけ????
もう、最近こういう機会がないから、記憶にない。(^^ゞ

右が痛くなったこともあるぞ〜という方、ご意見お待ちしてます(^^;;
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by tiger_yz | 2008-02-24 13:17 | 解剖学・生理学 | Comments(0)
ちがうじゃん、肺胞!
そろそろ花粉が本格的に飛び始めるらしいというニュースに
ビビりまくりの私です。(^^;;

さて、今日も引き続き解剖学のお話。
今回は「肺胞」
ハイホー、ハイホー..
私の場合、どうしても、映画館でグレムリンが合唱する姿を連想しちゃうんですが..
え?『グレムリン』はもう“クラシック”ですか? とほほ。

肺胞は、肺にあって酸素と二酸化炭素を交換する場所。
枝分かれして細くなった気管支の先に、小さい丸い肺胞が、
ぶどうの房みたいについてて、まわりに毛細血管が取り巻いている。

この肺胞を全部広げると、「表面積はテニスコート1面分になる」と、
あちこちに書いてあるんですね。私も、今までは特に疑ってなかった。

で、今回、ふと気になって、具体的にはどのくらいの面積なのかな、
と思って調べたら、「肺胞の表面積は全部で70〜80平方メートル」とある。
ちなみに、60とか、100とかっていう数字もあるんだけど、どれがほんとなのかな..ネットや本でたくさん調べた結果、だいたい70〜80くらい、ってのが多いみたいで。

ここで「ん?」と思ったわけ。70とか80って言えば、うちのマンションよりちょっと(ちょっとじゃないか?(^^;;)広い程度じゃん..
それに、私は小さい頃、毎週末、テニスをする父にくっついてテニスコートに行ってたんだけど(私はテニスは才能なし(^^;;)、テニスコートってもっと広いんじゃないかな、と思って..

で、テニスコートの規格を調べてみたらば..
縦は23.77mで、ダブルスの場合は横10.97m、シングルの場合は横8.23m。
ん?ダブルスだったら、テニスコートの面積は260平米もあるじゃん。シングルでも195平米。 あらら〜、また計算が合わないわ〜

結局、どうしてもテニスコートに例えるなら、
「肺胞の表面積はシングルのテニスコート半面分」
とすれば、まぁ、それほど間違いじゃないことになる..。
でもこれって、なんかおまぬけ(^^;
何かちょうどいい例えってないでしょ〜かしら。

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ん〜、ちょっと見にくいかなぁ。ニラです、ニラ。冬になって、一気に枯れてきちゃったから、もうダメなんだと思っていたら、何冊かある家庭菜園の本に、「ニラは一時休眠する」と書いてあったから、軽く水やりだけして、ほったらかしといた。そしたら、出てきましたよ、新しい芽が! もう少しあったかくなったら、株分けして植え直すんだ。ニラって、ちょっとあると便利だよね。
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by tiger_yz | 2008-02-18 11:25 | 解剖学・生理学 | Comments(5)
びっくりだぜ、十二指腸!
..思いっきり話題を変えましょう(^^;;

実は今、解剖生理学の、つまり“人体のしくみ”の実用書を執筆してまして。
前に、「人体の不思議展」(ご存知です?実物の人体標本の展示会です)の解剖生理学書のシリーズ(一部は別の人の執筆です)をやったので、この手の本は2度目です。

で、人体の不思議シリーズのときに、消化器は担当しなかったので、今回始めて消化器のパートを専門書などで調べていたら..

「え、うそ!」と思ったことがありましたの。

それは、タイトルにも書いた「十二指腸」のこと。

十二指腸というのは、胃の次につながる25〜30cmの部分で、
胆汁や膵液が混じるところ。小腸の一部とされることもあります。

この名前の由来は、「指を12本ならべた長さだから」ということになってる。
看護学校(昔だ!)でもそう教わったし、あちこちの教科書や実用書などにもそう書いてあるから、そうなんだろうと思ってたんですよね....ところが、です。

実は、医学や看護学、たぶん鍼灸などでも、
からだの場所やものの大きさなんかを、
指何本分かで表すことはよくあるんですね。

たとえば、出産後、大きくなってた子宮がきゅーーーーっと小さくなっていくんですが、その子宮の大きさ(子宮のてっぺんの部分がどこにあるか)を、
「臍下2横指(さいか に おうし)」なんて表現する。
これを翻訳すると、「おへそから、指を2本横にして並べた分だけ下の場所」
ということになります。

要するに、ものさしを持っていないときでも、
自分のからだの一部を使って、ものの大きさをおおまかに示すための方法ですね。
この「○横指」という場合の指の太さは、
1.5cm程度とする、と教わったんですが..

そうするとね、十二指腸が指12本分なら、12×1.5=18cm。
十二指腸は25〜30cmなんでしょ、計算が合わないじゃん。
逆に、30cmで指12本分なら、30÷12=2.5cm!
指の太さって、2.5cmもある? やっぱ、計算が合わないじゃん。

..と思ったことは、前にもあった..。
でも、何か大人の事情(^^;;があるのかな、なんて思ってただけで..

で、今回あれこれ調べてたら、
「12インチの腸」という意味の外国語を日本語に訳すときに、
“インチ”にあう単語がなかったので、“指”にした
という記述を発見!
1インチは2.54cmだから、12インチなら約30cmだ! 計算が合うぞ!

どっちがホントなのか、私は解剖学の学者じゃないのでよくわからない。
でも、なんだかこっちのほうが納得がいく私なのでした。

だってさ、そもそも「指12本」なんて、自分1人じゃ、できないじゃんね。

いや〜、解剖学.. 勉強するとおもしろいです。
ほかにもこの手のネタがあるので、また書きますねっ。
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by tiger_yz | 2008-02-12 18:44 | 解剖学・生理学 | Comments(2)